7月30日(火)

7月30日(火)

夜になってから雨。ここ最近ずっとこんな調子。夕立なのかスコールなのか、それともまた別に名前のある気象現象なのか。

池井戸潤の作品が映像化されてテレビで評判みたいだ。それの影響か本屋さんに行くと池井戸潤が目につくところに沢山並んでいる。直木賞をとった時より扱いが良い気がする。もちろん直木賞候補だった時よりも。
本が売れない時代らしいので、とにかく良い作品を一人でも多くの人に手にとって貰いたいという気持ちはよくわかる。けど、未来の乱歩賞や直木賞作家の作品の棚がそれで狭くなっちゃうのもどうかなぁ、なんて気持ちもある。インターネットと違って棚が有限で、だからこそお客さんに対しての提案をより考える必要がある本屋さんは大変だし、逆に面白いのかもなぁと思う。商売としてうまくいっていれば、というちょっと恐い前提があった上の話だけど。

かばん屋の相続 池井戸潤

 かばん屋の相続 – 池井戸潤

銀行を舞台とした短篇集。表題作は京都の老舗店の騒動をモチーフにした作品。
長編ではハッピーエンドになるような構成が多いが「芥のごとく」や「妻の元カレ」のような
非常に現実的な物語が特徴的。
元銀行員ならではの社会に対するハードな視点が突き刺さる、短編の方が冴えていると思う。


7月25日(木)

7月25日(木)

今日明日は東急のところで夏祭り。土日は毎週お祭りみたいにごった返すけれど、毎年この時だけは地元向けのお祭りでごった返す。スターバックスカフェの所にヤグラをたてて盆踊りをする。HANAKOなんかに掲載されるようなお店の名前の提灯が並んで屋台が出来る。歩いて遊びに来て歩いて帰る。

7月25日(木)

ここ数日、夕方になると雨っぽい。普通といえば普通なのだけど、こういう感じだったっけ?という不思議な感じ。

7月20日(土)

7月20日(土)

横河武蔵野のゲームを見に行く。スタンドは日が射さず涼しい風も吹いていて観戦はすごくリラックス出来た。内容は残念だったけれど。
来年からJ2の下のカテゴリーのJ3が出来る。今日の対戦相手のSC相模原もJ3参入を目指している。横河は行かない様子。
それにともなって来年のJFLはどうなるのか? そもそもJFLの存在とは? といった部分もクローズアップされている。
地域リーグの上がJ3でもいいじゃないかって話もそこまで破壊的な意見ではないかも知れない。その辺は日本サッカー協会が主体となって色々なところと調整を取りながら進めていくことになるのだろうけれど「スポーツの場は提供されるものである」という感覚が主である場合には、取り上げられてしまう状況が起きた時にどういう風になるんだろうかって考えると不気味だ。その為に何かアクションを! ということでは無くて、そもそもスポーツの場は存在するものであって、誰かが提供するものでは無い、という感覚が本来は真っ当なんだろうなぁって思う。都市計画にスポーツの入り込む余地がどのくらいあるのかな?

スポーツの存在が、例えば1日3回の食事であったり、お風呂であったりのように、生活の本当に一部で、それが無いということが想像出来ないものであるか? と問えば答えはNoだと思う。そこまでではてない。あくまで生活の外部、それは近い存在であったしてもプラスアルファの存在でしか無い。無くなると困っちゃうんだよね、じゃなくて、無くすのはそもそもナシじゃないですか、になる日は来るのかな? なんて思う。そこを少しでも近づける作業をスポーツに関わっている人は頑張っているのだろうと思うし、それをもっともっと多くの人、できれば権力やお金を持っている人が気づいて理解してくれるようになることを祈る。

7月18日(木)

7月18日(木)

青空が出ていつもの夏の陽気になった気がする。このくらいの暑さが丁度いいのかも知れない。夕方ちょっと雨。

最近よく聴いているアルバム。

Exhibition - yukaD

Exhibition – yukaD

ostooandellのボーカルyukaDによるバンド解散後のソロ、ファースト・アルバム。

湿度の低い柔らかい声と控えめな電子音のアンサンブルが爽快。

YouTubeの映像はアルバム収録曲の別バージョン。


演奏技術や機材の進歩、外国に対するオリジナルでないコンプレックスを乗り越えた現在の日本の音楽では、ジャンルという大掴みで厄介な存在は、理解しあえるようで出来ないもどかしさをもたらしたりする。
オリコンが持つ楽曲データにつけられたジャンルはかなり古く、最近になってやっと再構築されたという話を聞いたことがある。それまではずっと松田聖子は「ニューミュージック」というジャンルだったそうだ。yukaDもきっと「ニューミュージック」になるだろうけれど、かなりどうでも良い話。
もっともっと自由に音楽を楽しめる状況がすぐ目の前にあるんだから肩の力を抜いて楽しめば良いのにと常々思う。

7月17日(水)

7月17日(水)

昨日から涼しくていい具合。夕方から雨になった。

興味深い本を読んだ。

ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989

ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989 牧村憲一

1969年のジャックスから1989年のフリッパーズ・ギターまで、著者が関わった人物について語る日本のポップス史。

いわゆる芸能とは異なる分野として芽生えた音楽が、時間を経て育ち、いつしか業界の中心となっていく流れを音楽業界に深くコミットした人間によって語られる内容は貴重。


トーキョー無職日記トーキョー自立日記、ともに各章にトリバタケハルノブさんが好きな曲のタイトルが付けられている。
The ピーズ、フリッパーズ・ギター、中村一義、サニーデイ・サービス、RCサクセション、岡村靖幸、Beck、thee michelle gun elephant、くるり、金延幸子、Eastern youth、zoobombs、シュガー・ベイブ。ニッポン・ポップス・クロニクルに名前が出てくるグループもいる。

若者の生活の近くには常に音楽があるような錯覚が、そういった青春時代を送った人間にはあるけれど、今はそこまででも無いみたいだし、僕らの世代だって聞いてきた音楽がまるっきり違ったりするし、音楽を聞かないと仲間はずれにされかねない一種の同調圧力も、もしかしたらあったのかも知れない。
なんて思うと、音楽が売れなくて困っているという現象も違った風景に見えるのかも知れない。

7月15日(月)

7月15日(月)

三番地でアイスコーヒーを飲んでから吉祥寺をぶらぶらする。休日は人が大勢でパルコの脇のレンガ館に向かう道なんかは結構歩くのが大変だったりする。サッカーのPKではフェイントを禁止するために助走からキックまでの間に止まってはいけないルールがあるけれど、それに習って、歩くのをいかに止めないで進むかとか考えた。簡単に言えば迷惑な人だ。

7月14日(日)

少し遅めのランチをブラッスリー・エディブルで。タルトフランベという、平たく言えば薄いピザみたいなもので幾つかの味から選ぶのだけど、これが美味しい。場所も穴場なのか歩く客層と違っているのか、そんなに混雑することもなくとても快適。
そのあと買い物をして帰る途中で雨にあう。雨が降りそうだとは思っていたけれど、これはもう夕立という名前では呼ばれない気象現象なんだなぁとか公園の木の下で濡れながら思った。

7月12日(金)

7月12日(金)
COCO’Sでトリバタケハルノブさんと明日のイベントの打ち合わせ、と称してダラダラする。

「トーキョー自立日記発売記念イベント」

場所:新宿8bitcafe http://8bitcafe.net/
日時:2013年07月13日(土) 18:30~22:30
料金:2000円(+1drink&軽食)
・購入済みの本持ってきていただければサインします。
・当日も本の販売いたします。
・会場は飲食店ですので、飲食物のお差し入れは、 ご遠慮下さいませ☆

タイムテーブル
・未定

トークゲスト
・いわきりなおと(こどもinc.) http://blog.codomo-inc.jp/

DJ
bull(FP☆L)

特報:1
トークゲストのいわきりなおと先生のご好意により、「トーキョー自立日記発売記念イベント」参加者全員に「文化財少女 まる☆プリ」プレゼントが決定しました。
http://www.city.marugame.kagawa.jp/itwinfo/i21268/

特報:2
トリバタケの取引先のご好意により送ってもらったクリアファイルを勝手にプレゼントします(数に限りがあります)。
https://twitter.com/camiyu2009/status/352325117684097024

Facebookにイベントページがありますので、Facebookをやっている方はチェックしてみてください。
https://www.facebook.com/events/350270145100047/
 

トーキョー自立日記を出版するトリバタケハルノブさんと話をした 2/2

トーキョー自立日記を出版するトリバタケハルノブさんと話をした 2/2
「トーキョー自立日記」を出版したトリバタケハルノブさん(通称:トリハルさん)とお話をした。
今回は「トーキョー自立日記」に出てくるキャラクターの話などを抜き出してまとめてみた。
 
>トーキョー自立日記を出版するトリバタケハルノブさんと話をした 1/2 はこちら
 

トーキョー自立日記

トーキョー自立日記 – トリバタケハルノブ

「トーキョー無職日記」の続刊。
むつみ荘101号室(第2部)を最後までを収めている。
アフターストーリーの描き下ろしや、前作「トーキョー無職日記」出版記念イベント
で配布されたコピーマンガも収録されている。


 

東京への憧れ

寺沢: 「あまちゃん」のゆいちゃんが東京に憧れているじゃないですか。「原宿には裏と表があって…」とか。トリハルさんも、ああいう感じでした?

トリハル: ああいう感じでした。東京に憧れてたというのは、三鷹=太宰治がいた街っていうのと新宿=寺山修司。あと、その頃のサブカルチャー。アングラ演劇みたいなものもあるんだと思ってたんです。もうあんまり無いじゃないですか。東京に来た時に「あ、違うんだ」と。

寺沢: 思った?

トリハル: 思いましたよ。

寺沢: その気付きって東京にずっと住んでいる人には無いですよね。わかんない。

トリハル: 幻想の東京があったような気がしますね。

あまちゃん 完全版 DVD-BOX1

あまちゃん 完全版 DVD-BOX1

この記事を書いている段階で、まだゆいちゃんは上京できていない。
果たして上京できるのか。
DVD-BOX1では、上京が決まる前の第8週までを収録。トリハルさんも視てます。


トリハル: 「ほぼ日」のビルに行った時に「ここは俺の思っていた東京だ!」って思いました。

寺沢: (笑)

トリハル: すごい綺麗なビルで、働いている人がみんなオシャレで、糸井重里いるし(笑)

寺沢: (笑)

トリハル: 糸井重里がいるだけで「ここは東京だ」と。僕からしたら(笑)

BRUTUS特別編集 合本・今日の糸井重里

BRUTUS特別編集 合本・今日の糸井重里

トリハルさんは、ほぼ日の男子あみぐるみ部に参加している。


トリハル: 憧れていた一人暮らしは高いマンションでシャワーを浴びてみたいな、岡村靖幸みたいなやつじゃなくて、昔の貧乏文士みたいなのに憧れていて。

寺沢: 「俺たちの旅」みたいな?

トリハル: そうそう。むつみ荘に引っ越してきて、夏に窓開けて座って夏目漱石全集を読んでいた時に「あ!俺、東京に来た!」ってすごい思いました。古いんですよ、僕の思ってる東京は。中村雅俊みたいな。

寺沢: それ、面白いですね。一人暮らしを始める時に誰しも何かそういうのありますよね。

トリハル: その時に、もういいなって。

寺沢: 満足した(笑)

トリハル: 満足しましたね。僕、小説を書いてみたいと思ってましたけど、書いてもダメだろうと思ってましたし、マンガ
も描きたかったけど画も下手だし。スタイルだけやってみて、出来た出来たって。

寺沢: 達成したと。

トリハル: 割りと早めにかなったな、と。

マキやイマダ君の話

トリハル: 「トーキョー自立日記」にはマキというキャラクターが出てくるじゃないですか。あれはほぼ架空のキャラクターで、モデルはいるんですけど、2,3人組み合わせて作ってて。「トーキョー無職日記」を出した時に「良い人しか出てこない」という指摘というか批判というかがあって。話を続ける時に反対意見をいう人がいるなぁって思って、そのつもりで出して「嫌なヤツ」で終わるつもりだったんですよ。彼女(ガールフレンド)が出来て終わるというのは決まっていたんですけど、彼女(ガールフレンド)は別のキャラクターを用意してあったんですけど、途中で意外とマキのキャラクターが好評だったので。

寺沢: 今までと色が違うキャラクターですよね。

トリハル: 架空のキャラクターなので、好きなように描けるというのがあるので、もう一人(ガールフレンドとして)用意していたキャラクターを出すとさらに話が長くなるなぁって思って。

寺沢: 話がこじれるというか。

トリハル: またキャラクターを説明しないとならない。本当は飲み会で嫌なこと言われて終わりの悪友みたいな存在だったんですけど、ここで繋げるかぁって思って。

寺沢: 描いていくうちにキャラクターが一人歩きするってやつですね。

トリハル: そうなんですよね。

寺沢: 読んでる方からすると路線変更したことは気づかないわけで、後から読めばわかるかもしれないけど。

トリハル: 結果的に多面性のあるキャラクターになったかなって(笑)

トリハル: マキは新潟出身という設定なんですよ。新潟の頸城村(くびきむら)出身の設定で、頸城村いうのは僕が大学の時にバイトしていた時の同僚の子の出身地で、変わった字で面白いなぁってずっと残ってて。マキは、田舎から出てきた人という設定を考えていたので、じゃあ頸城村にしようと。マキという名前は、あのへんの文化が好きなのでカルメンマキからとったんですけど、そしたら、たまたま「マキ」という新潟出身の知り合いがいたんですよ。割りと最近、その人からメールが来て。(むつみ荘101号室を)読んでいるかどうかはわからないんですけど「私、結婚することになりました」ってメールが来て。もしかして読んでて自分のことだと思ったのかなぁって。元々モデルの中にその子も入っていて。

寺沢: 何人かのうちの一人として。

トリハル: そういえばアイツ新潟出身だ、名前もマキじゃんって思って。名前で呼ばなくてずっとあだ名だったので。

寺沢: 何か無意識的なことがあるんですかね。


現在は市町村合併で上越市頸城区になっている。  大きな地図で見る

トリハル: 何ですかね。偶然ですかね。マキは新宿文化的な。

寺沢: はすに構えたような人ですね。むつみ荘101号室、後半の大事なキャラクター。

トリハル: 後半はモモタさんとマキで、試練を与えるキャラクターで。最初はぬくぬくと東京出てきて友達と楽しくやっているだけだったんで。そういう時期が良かったなぁって思って。「あまちゃん」視てると思うんですよね。最初みんなめちゃめちゃ優しいじゃないですか。そのウチ回復してくるというか。

寺沢: ちゃんと言うようになっていく。

トリハル: あまちゃん面白いですよね。

寺沢: あまちゃんの話になると思いました。(笑)

連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック

連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック

まさか21世紀も10年以上経って、大友良英さんが手がけた音楽が
レコード屋さんで大プッシュされるとは。
大友良英さんのブログによると「潮騒のメモリー」は何かの事情で
入っていない様子。トリハルさんも視てます。


トリハル: 町山智浩さんが「たまむすび」で「あまちゃん」の話をしていて、「オーケストレーション」って言ってたんですけど。いろんなキャラクターを並べて話を作るというのは、脚本書いていて楽しいだろうなぁって思って。次、描くとしたら、あんな感じですね。

寺沢: (笑)

トリハル: 色々キャラクターを描いて楽しかったんで、もうちょっと他のキャラクターも性格を分けて。4コマなのでやらなかったんですが。マンガを描く技術がそんなにないんで、時々ナレーションを入れちゃうんですけど、基本的には一人称で描いている物語なので。この前、ツイッターで言われたのですが「イマダ君はどうなったんですか?」と。

寺沢: 群像劇になりますね。

トリハル: (ハルオが)イマダ君に相談しようとして電話したんだけど出なくて、ビルに行って街の光を見ていて「イマダ君どうしているかな。電気は消えているかな。」みたいなのがあったのですが。読んでいる人はその後で(イマダ君のところに)行くのかなぁと思ったでしょうけど、結局何もないまま終わったので。あれ、描けないんですよね、一人称で書いていると。ハルオをイマダ君のところに行かせないとならないので。どうしても行く場面を作らないといけない。

寺沢: 話法として変わってしまう。

トリハル: 「その頃イマダ君は…」みたいなことは出来ないので。

寺沢: いままでやってないですね。

トリハル: 困ったんです。本当は恵比寿に行く途中で、このへんに友達の家があるんだといった感じで立ち寄るというのを考えたんですけど、何パターンか考えているうちの行かない方を描いちゃったんです。あ、描くの忘れた!と思って。本当は行ったら、郵便物がいっぱい溜まってて。

寺沢: やっぱり出てこない!

トリハル: 出てこない。引っ越しちゃったという。光と影じゃないですけど対照として、何かあったのかなぁということを。

寺沢: におわせようと。

トリハル: みんなが幸せじゃない。

寺沢: 色々と状況が変わったんだなぁと。

トリハル: ただ居なくなったことをはっきり描かなかったんで、失敗したなぁと。

寺沢: トリハルさんの思う所かは別ですが、他のキャラクターを膨らませたのを期待している人はいるんじゃないかと。

トリハル: 読み切りに10何年後を描いちゃったんですけど(笑)

寺沢: アナザーストーリーでどんだけ作るんだ?みたいなのもありますね。

トリハル: 読みたいですかね?


 
ということで新刊のお話はここまで。
出版記念イベントが、7月13日(土)に新宿8bitcafeであります。寺沢もちょっとお手伝いします。
トリハルさんに直接会って言葉をかけてくださると、きっとすごく喜んでくれると思います。

「トーキョー自立日記発売記念イベント」
場所:新宿8bitcafe http://8bitcafe.net/
日時:2013年07月13日(土) 18:30~22:30
料金:2000円(+1drink&軽食)
・購入済みの本持ってきていただければサインします。
・当日も本の販売いたします。
・会場は飲食店ですので、飲食物のお差し入れは、 ご遠慮下さいませ☆

タイムテーブル
・未定

トークゲスト
・いわきりなおと(こどもinc.) http://blog.codomo-inc.jp/

DJ
bull(FP☆L)

特報:1
トークゲストのいわきりなおと先生のご好意により、「トーキョー自立日記発売記念イベント」参加者全員に「文化財少女 まる☆プリ」プレゼントが決定しました。
http://www.city.marugame.kagawa.jp/itwinfo/i21268/

特報:2
トリバタケの取引先のご好意により送ってもらったクリアファイルを勝手にプレゼントします(数に限りがあります)。
https://twitter.com/camiyu2009/status/352325117684097024

Facebookにイベントページがありますので、Facebookをやっている方はチェックしてみてください。
https://www.facebook.com/events/350270145100047/

 


 

トーキョー自立日記

トーキョー自立日記

ジュンク堂でトリバタケハルノブさんの「トーキョー自立日記」を買う。
Amazonの発売日表記では7月6日だったのだけど、トリハルさんが聞いた話では8日で、なんだか日付があやふや。まぁでもCDややDVDと違って書籍はそういうものなんだなーなんて思いながら吉祥寺の本屋さんを回ってみた。もしかしたら並んでいるかも知れない。
ルーエ、ブックファースト、ブックスいずみ、紀伊國屋書店、リブロ、ビレッジバンガードの小さいところ、啓文堂はまだ置いてなかった様子。

本屋さん周りをしていただけなんだけど、随分消耗した。その間に梅雨明け宣言が出た模様。暑いだけじゃなくて湿気と重たい風が吹いていて、建物の中は涼しくて外に出ると蒸し暑くてというのを繰り返してヘトヘトになった。

八幡様は不思議と涼しかった。10メートルも道路から離れていないのに。

マンガの内容は、今までのあらすじをまとめた4コマ8本と、むつみ荘101号室(第2部)をまとめたもの、時間が経った登場人物達が登場する読み切り、前回「トーキョー無職日記」出版記念イベントで配布されたコピーマンガ、そしてトリバタケハルノブさんによるテキストとなっている。
こうやって書くと結構豪華。

前作にくらべて画やストーリーがうまくなっていて、すごく読ませるし引きこまれる内容になっている。これは知り合いだからとか、そういうの関係無く、少しは売れて欲しいな、話題にのぼって欲しいなって思う内容。若い人もそうでない人も、どうやって生きていくか悩むことが多いし、正解なんてものは無いのかもしれないけれど、このマンガには何かしら大事なものが少しは含まれていると思う。勇気とか。

先ほどトリハルさんに簡単な感想をツイッターで伝えさせてもらった。少しだけ泣いたことは書かないでおいた。

7月5日(金)

7月5日(金)

先日、ミリメーター笠置さんとお話した後に読んだ本が、笠置さんの話していた内容と被るところがあって興味深かった。偶然の一致か。

吉祥寺が『いま一番住みたい街』になった理由

吉祥寺が『いま一番住みたい街』になった理由 – 斉藤 徹

マーケティング畑の著者らしく、データを元にした説明は理路整然としている。
笠置さんが調べていた住みたい街のランキングやHANAKOに関するデータもある。
吉祥寺に関わるキーマンへのアプローチも興味深い。


さらにさらに、笠置さんの10+1でこんな記事も上がっていた。

東京で一番住みたい街、吉祥寺──街の魅力とジェントリフィケーションをめぐって
社会学者の新雅史さんとの吉祥寺を歩いた後の対談。
10+1は都市や建築関係のサイトで、もちろんその方面に向けての記事。

吉祥寺というのは、今の日本でもイイ意味で特殊な地域として存在していて、それがこの先どうなるのか?という興味や研究は、多くの人が対象にしているのだと思う。
ただ、エンジニアとして今まで来た経験からも、研究の対象をモデル化したりするとしても、そこには数多くの人が生きて生活しているし、そもそもその研究は自分の欲望の為にやっているのか?それとも誰の為にやっているのか?といった部分、乖離しがちだし、そうなってしまうのが人間だと思っている。ヒューマニズムっぽいけど、ある意味で保守的な考えであると言えるけど。

地域振興とかまちづくりとかがどこか胡散臭いのは「結局お金ですよね」という横槍に「うっせーな、黙ってろ」といった具合の感情的な対応が出てしまいがちな空気をうまく解決出来ないからだと思う。生きていくには確かにお金が必要で、吉祥寺で言えば他所からお金を落としに来てくれる人を常に一定数維持して行かないとならない状況が間違いなく存在しているわけなのだけど、じゃあその街の中に、地元の人のワイシャツやスーツをクリーニングすることで糧を得ている人達の暮らしのサイクルはどうなっていますか?モデル的には無視しても構わないレベルかもですね、なんていう喉に刺さった魚の骨みたいものがあったりするわけで、お金というのは恐いなぁ、なんて小学生みたいな感想でお茶を濁すことにひとまずしておく。

7月5日(金)

7月3日(水)

7月3日(水)

遅くになってやっと仕事が一段落。
三番地でアイスのカフェオレを飲む。前の店ではオレグラッセとして出されていたもの。牛乳の上にコーヒーが注がれ、砕いた氷が入っている。氷の音を聞きながらストローで白と黒の液体を混ぜていくのが目にも耳にも楽しい。もちろんそのあと味を楽しめる。700円。そんな素晴らしいものを、素晴らしいまま映像にする技術は無いので写真は無い。もうバーゲンが始まる。

トーキョー自立日記を出版するトリバタケハルノブさんと話をした 1/2

トーキョー自立日記を出版するトリバタケハルノブさんと話をした 1/2
先日、むつみ荘101号室(第2部)を完結させ、新刊「トーキョー自立日記」の出版を目前に控えているトリバタケハルノブさん(通称:トリハルさん)とお話をした。むつみ荘101号室にまつわる裏話やあまちゃんの話などなど、書いても良さそうな部分を抜き出してまとめてみた。

トーキョー自立日記

トーキョー自立日記 – トリバタケハルノブ

「トーキョー無職日記」の続刊。
むつみ荘101号室(第2部)を最後までを収めている。
アフターストーリーの描き下ろしも収録。


本当は500話で終わらせる予定だったんですが

寺沢: 600話で終わらせる予定だったんですか?

トリハル: 本当は500話で終わらせる予定だったんですが。

寺沢: 100話延びた。

トリハル: その前は300話で。

寺沢: ズルズルと(笑)

トリハル: マンガを描いていて上手くなってきている感覚があって。ちょっと細かく描写してみようかと思って。

寺沢: 元のプロットは変わらずで膨らんでいったんですか?

トリハル: そうなんですよ。なので最初の頃は展開が早いんです。

寺沢: 後半の方は気を持たせるような描き方があったりですね。

トリハル: 最初はネタをそのまま出したような感じで、後半になって段々ストーリーや会話を描くのが楽しくなってきて。どんどん延びていく。

寺沢: マンガらしくなっていったというか。

トリハル: そうなんですよ。同じようなことを何回も何回も描いて。

寺沢: ジャンプ的な感じというか(笑)

トリハル: 日常ってそんな感じじゃないですか。同じことを繰り返してちょっとずつという感じ。そのままやると同じこと描いちゃうし難しいものだなぁって。

寺沢: それをあからさまなマンネリにせず。

トリハル: 「あー前もこんなことを思った」みたいな。

寺沢: そのへんは実際にやってみないと分かんないですよね。

トリハル: 分かんないですね。

寺沢: 学校の授業で「作者はこの時何を思っていたか」とか、実際に描くことを想像して考えると面白いですね。「この回とこの回はほぼ同じエピソードであるが、なぜそういう風になっているか考えよ」とか。

トリハル: そうそう(笑) 「トーキョー無職日記」はあとからついたタイトルですが、ストーリーも無職で上京してきて、また無職に戻るという。

寺沢: それは最初から考えていたんですか?

トリハル: 考えてました。

挫折か成功のどっちかだけじゃない上京物語

トリハル: 上京物語ってものすごい挫折するか、成功するかじゃないですか。描く時に思っていたんですけど別に(挫折か成功の)どっちかだけじゃない話を描きたいなぁと思ってはじめたので。

寺沢: 今はわかりやすい刺激を求めているじゃないですか。ハッピーエンドでもなんでも、もっともっともっと!みたいな。スッと終わるのは、商売的な感覚では押し出しが弱いですけど、流行るかどうかとは違う軸で存在する、いい話だと思うんですよね(笑)

トリハル: ありがとうございます(笑)

寺沢: ただ本屋さんが棚に置く時にどこに置くか悩むとは思うんですよね。

トリハル: それは僕も思います。

寺沢: 「俺はまだ本気出してないだけ」とかの近くとかですかね。

俺はまだ本気出してないだけ 1

俺はまだ本気出してないだけ 1 – 青野 春秋

実際、下北沢のビレッジバンガードでは近い所に置かれていた。

本屋さんで見つけられない時は勇気をだして店員に聞いてみよう。
きっとトリハルさんが喜んでくれると思う。


トリハル: 「なんなんだろうなこのマンガは」って自分でも思いますからね。恋愛マンガでもないし、特に引きがあるキャラクターがあるわけでも無いので、確かに売りにくいだろうなぁって。

寺沢: 商売の取っ掛かりとしては、そんなに強くない。

トリハル: 「ブログ」「実録」みたいなところで。実録でも無いっていう(笑)

寺沢: 実話を元にしたフィクション(笑)

トリハル: 「何年も同じマンガを繰り返し読んでるんです」と言われる喜びと、でも売れない、でも売れて欲しいという気持ちがあるじゃないですか。それは複雑だなぁって思って。ずっと何回も繰り返して読んで、こういうこと思ってたなとか、そういうマンガになると良いなぁというのがあるんですけど、沢山の人に読まれるものじゃないなって分かるんですよ、描いていて。

寺沢: クライマックスに向かって進む話の筋を追うというよりは、このエピソードが面白いとか、そういう風な読み方をすればいいんじゃないかなって思うんですよね。どう読むかは人それぞれですけど、最後がどうなったかを語るマンガじゃあない気がするんですよね。日常として終わって欲しくなくて、ずーっと続くような。

トリハル: あーなるほど。ただ生活がありますからね(笑)

寺沢: 途中で自然消滅で止めちゃってもいいかな、とか思うことはありました?

トリハル:うーん、何度かありました。でも、その度にやっぱり続けようと思うような出来事もあって。震災とかもそうですし。

寺沢: 終わらせるってのは大事だと思うんですよ。形にすること。始める時ってみんな意気揚々じゃないですか。

トリハル: そうそう(笑) ホントそうですよね。

寺沢: 意気揚々のまま終わらせられるのが一番ですけど、そうじゃなくても途中休んじゃっても、ちゃんと終わらせたよってのは大事だと思うんです。

トリハル: 最初に決めた終わりまでは描こうかなぁって。やりたかったエピソードは描きましたね。

寺沢: それは結構すごいことですよね。仕事じゃないことでやりたかったことを終わらせるって。

トリハル: よく出版社の人が待っていてくれたなぁって(笑) そんなに売れた本でもなかったし(笑)

寺沢: 前回のように本が出たら(ブログを)閉じるんですか?

トリハル: 今度は閉じないです。出版の方も反省したらしく、そういうことじゃなかったんだと。

トーキョー無職日記

トーキョー無職日記 – トリバタケハルノブ

前回出版時には収録元のむつみ荘101号室のブログを一旦クローズした。
若干、色々あった。
今は再オープンしているので、是非、単行本と見比べてみてもらいたい。


寺沢: (トーキョー無職日記の頃は)手探りな所もあったんですか?

トリハル: ブログを読んでいたファンが(ブログが)読めないから買うんじゃなくて、描いている人を応援しようと思って買うし、読み切りとかそういうのがあれば買ってくれるんだと。(トーキョー無職日記が出た)その後で何冊か同じタイプの本が出て、そう思ったみたいなんです。なので今回は必ず読み切りを描いてくれと。

寺沢: プラスアルファを付けて出すと。

トリハル: 読み切りはちょっとキツかったです。

寺沢: 24ページでしたっけ?

トリハル: 24ページで、4コマじゃなく普通のマンガなので、話自体はそんなに複雑じゃないんですが。

寺沢: 4コマじゃないから逆に新鮮かもですね。

トリハル: そう思って読んでもらえれば良いんですけど「4コマじゃないのか!」と思われたら困るので、早めに4コマで無いことをお知らせしないとと思ってるんですけど(笑) 4コマで24ページだと読み応えあるじゃないですか。普通のマンガだと割りとすぐ読み終わっちゃうんですよ。一応、何回も読み返せる細かい仕掛けはしたんですけど。

寺沢: おー。

トリハル: そうだ、初稿が来たんで、今日持ってくればよかったかな。

寺沢: いえいえ、出てからの楽しみにしますから。

トリハル: 結構なミスを何回かしていて。バスが右側走ってるとか(笑)

寺沢: あー(笑)

トリハル: 全然右と左がわかんないんで、イラストでもしょっちゅうやっちゃうんですけど、「鉛筆を左で持ってるんですけど」って言われたり。

寺沢: 手が逆!

トリハル: 割とやっちゃうんですね。あと(ハルオが)自転車のサドルが取られて、最後の方でサドルのアップが出てくるんですけど、途中でサドル思いっきり描いちゃてて。

寺沢: 気づかなかった!

トリハル: 一箇所描いちゃったんですよ。すごい気をつけて立ち漕ぎで描いていたんですけど、普通に(サドルに)座っている画を描いちゃって。

寺沢: そうだ、今度サドルの所にブロッコリー刺した自転車を漕ぐトリハルさんを撮りましょうよ(笑)

トリハル: (笑)

マンガにズブズブはまっていく

寺沢: 国民健康保険のくだりは凄い記憶に残ってます。ズシンときました。あれは忘れられないです。

トリハル: あれは僕もびっくりしましたね(笑)

寺沢: ギャグにしてもすごいなーって(笑)

トリハル: あれがなければマンガ描いてないんで。大学生のそういう時って自分の中に物語が始まるのを待っている感覚があって。「なんだこのつまらない平凡な人生は!こんなはずはない!」って思ってたんで。大学に馴染めなくて行けなくなってやめたいと思う一方で、何か起こらないかなぁってずっと思ってて、そういう時に、そういうことがあって。マンガに出てくるほど、ゴリゴリのホームレスじゃなかったですけど、その時に「キタ!」って思ったんです。俺にもこの時がって。トーキョー無職日記ではすぐ辞める決断をするんですけど、そのあたりから何かが始まるっていう感覚があったんです。

寺沢: なかなか大事なキッカケですね。

トリハル: マンガを描くような人は浮浪者に話しかけられたりしてるようですね。福満しげゆきさんの漫画でも出てくるらしいんです。何かあるのかなって。

寺沢: あずまひでおさんは、なってますね(笑)

トリハル: あー(笑) あずま先生は東京に出てきてすごい模写したんです。かわいい女の子描けなくて。「ふたりと五人」を古本屋で見つけて、この画いいなぁって思って。なので失踪日記を読むことになるとは思いませんでした。びっくりしました。

失踪日記

失踪日記 – 吾妻 ひでお

まさかそんなことになっていたとは!という衝撃の走った作品。
やけにリアルな、そして、何とかなるんだなと思わせる内容。
こちらは本当に実録マンガになっている、らしい。


トリハル: マンガをまがりなりにも描いて、楽しさにズブズブはまっていく感じが分かるんですよ。歳をとって始めたことでもあるので、なんとなく「ここまでだろうな」っていうのが分かるんですよ。今は家族もいるし、そこで調子にのってハマるわけにはいかないなっていう。

寺沢: 難しいところではありますよね。マンガを描くというのは手間がかかるから、やっぱり若いウチというか。

トリハル: それは本当にそうですね。だから4コママンガという形でしかやれてなかっただろうなって思いますね。画を細かく描いていくと、たとえば電話の位置であったりとか、机があの時と違うとか、ものすごく目立ってくるので。六畳の部屋はこんなに広くないとか。うまくなりそうになると「やばいやばい」みたいなことはありますね。

寺沢: 際限がなくなっていく感じ。

トリハル: そうそう。もうちょっとゆるい画にしておかないとって思いましたね。ノイズをいれないことをに苦労しているというのが描くとすごい分かって、ホントちょっと気になるところがあると話から離れちゃうんですよね。さっきと服が違う!とか。素人が簡単に手を出していいもんじゃないなって思いましたね。

寺沢: でも、それを続けて終わらせたんだから立派ですよ!

トリハル: いやー、やっぱりメインの仕事にするのは難しいですよ。割合を増やしたいなって思うことはありますけど。メインではなかなか。
 


 
ということで1回目はここまで。まだ読み切りがどんな内容か現時点でも分からないので興味津々。トーキョー自立日記、発売は7月6日(土)。

また期間限定で7月末まで「トーキョー無職日記」のAndroid版が無料公開中とのこと。

こちらもよかったらチェックしてみてください。

次回は、トーキョー自立日記に登場するキャラクターの話などを伺います。
 
>トーキョー自立日記を出版するトリバタケハルノブさんと話をした 2/2 はこちら