6月3日(火)2014-06-03

6月3日(火)

吉祥寺が文化的な土地みたいな言い方をされることがあるのに若干の違和感がある。

たぶん他と比較して、文化的な仕事と一般に思われるような人がそれなりに住んでいるし、住みやすい場所であることは確かだと思うのだけど、じゃあその人達の文化的な面の根っこにあるものを支える存在として吉祥寺があるのだろうか?という部分。オシャレなフラワーショップの店内では花を種から育てていませんよ、みたいな感じか?違うか。

江戸しぐさと言われるものが捏造である。なんていう論争があったりするけれど、江戸時代というのは150年くらい前なわけで、その頃の文化があったなかったで騒ぎになったりするということは、ここ数十年の文化が続かなくたって、残念だけど仕方がないよねぇ、と思っても普通なのかも知れないし、そこに意固地になるよりも、じゃあ守りたい文化をこれからも続けていきましょうよ、という風に考える方がなんだか西洋風な気もするけど良いんじゃないかなぁなんて。
150年くらい前に江戸時代が終わって陶器を輸出する時に浮世絵を無料の包み紙にしちゃってたわけだし。

6月3日(火)

もっとフワッと捉えられないような物事を大掴みに存在だけ何となく固定する便利な言葉として「文化」は使われるべきだし、集合する旗印に書かれる言葉なんかじゃなくて、あの集まりは今思えば文化ってヤツだったのかもねぇと思うものだと思っている。