9月9日(日)祝祭

吉祥寺のお祭りの中を歩いて駅まで。武蔵境から西武線に乗り換えて多磨からバスに乗って味スタへ。天皇杯2回戦、横河武蔵野-FC東京戦を見に行った。

横河武蔵野はそんなに強くないです

横河武蔵野は2009年のJFLで2位になった。前期から調子が良く、JFLシードで天皇杯に出場して大分とやっている。監督は現FC東京監督のポポビッチ。延長でも決着がつかずPK戦で負けた。
その年はとても強かった。中盤でうまく溜めて大きくサイドチェンジからの攻撃が何度も出来て、見ていて楽しかった。
東京戦にも出場した金守はJFLベストイレブンにもなった。

主力の何人かが抜けた翌年は12位。去年はJFLから地域リーグに降格するかもしれないという状況だった。今年も勝ち点28で12位。トップの長野は勝ち点51。長野とは次の天皇杯で当たる。

ちなみに現監督の依田さんが現役時代には、9-0とか7-0で負けた試合なんかもある。現在のコーチ陣もOBだ。

東京は強かったです

結果は勝ちだけれど、東京はとても強かった。殆どの時間は押し込まれていたし、何度跳ね返しても東京ボールになってずっと攻撃される時間が続いた。
体を当てても交わされたり、やられる局面が多かった。ただ、それは最初から分かっていることとして、全体が崩れないようなバランスを保って集中して守れていたし、時間が進むにつれてボールを保持出来る時間も作れるようになった。
いつものJFLのゲームとは内容が全然違って、それは圧倒的に格上が相手だったからこそ出来たことだと思う。

普段はもっと攻めようとするし、だからそこカウンターに簡単にやられたりもする。集中がかけることもあるし、ボールを跳ね返し続けても我慢できずに失点するシーンを何度も見ている。東京というチームとの噛み合わせも良かったんだと思う。もっと放り込むようなチームだったら混乱していたかも知れない。

後半ロスタイムのフリーキックは、これが入ったらきっとすごいだろうなという空気はスタジアムのあちこちにあった。ゴール裏からでは、落ちてきたボールがゴール上のネットに落ちたのか、ゴールの中に落ちたのか一瞬見分けが付かなかったし、本当に入ったというのが一瞬信じられなかった。こういうことがあるからサッカーはやめられない。

ジャイアントキリングなんて言われる結果になった。

Hondaに初めて勝った時より嬉しい

2005年に武蔵野陸上で初めてHondaに勝った。前半に先制して、ハーフタイムにはホッとした雰囲気で、そのまま得点動かずで迎えた後半ロスタイムには早く終われという気持ちが文字で投影されているかのような空気だった。
あの時も、とても嬉しい空気に包まれていたけれど、今回はそれ以上に嬉しかった。しびれた試合だった。見ていてすごく疲れた。
スタジアムではサポーターが叩く太鼓の音がお祭りのように鳴り響いていた。祝祭だ。

ここ2年で武蔵野陸上では1回しか勝っていません

とは言え、実はホームの武蔵野陸上競技場で去年は1度も、今年は1回だけしか勝てていない。ホーム戦は他の競技場でやってもいるのでホームで勝っていることはいるんだけど、まぁそういう状況である。
東京戦のような戦い方をJFLでもやるのか?やれるのか?それはわからないけれど、J1のチーム相手にやったことでプレースピードが速くなって、それがチームのコンディションを上げてくれれば良いなぁと思う。

横河は決してそんなに強くは無いし、問題だって沢山あったり、いつも上向いている状態では無いけれど、歩いてすぐのところで2週に1回、もしかしたら、と思えるサッカーが見られるなんて、幸せなことだ。こんな気持に何年かに1度でもさせてくれるチームがあるなんて最高だ。

勝ったり負けたりでサッカーの歴史は作られていくものだと思うけど、こうやって忘れられない試合を積み重ねることが大事なのかも知れないなぁと思った。
応援に来ていたジュニアの子達は、明日、きっと学校で鼻が高いだろうし、自分だっていつかはという気持ちになっただろうな。