インターネットで人とのつながりの実感を体験しようとするよりも、渋谷の交差点に行ったほうが早いんじゃないか、という話をした2014-07-15

先日ミリメーターと話をしていて勢いで思いついた事柄。

Facebookのチャットで大きい「いいね!」が送れるようになりました

最近、こんなリリースがあった。

「いいね!」が次のステージへ–Facebookチャットアプリに「ビッグいいね!」
http://japan.cnet.com/news/service/35049408/

チャットで画面を長押しすると「いいね!」の画像が大きくなるという仕組み。
「いいね!」だけじゃなくて「ダメだね」「そんなでもないね」「おめでとう」「理解します」なんていう感情を表明をする機能があればという話は良くあることなのだけど「いいね!」をより大きく返せるようになったというのは、方向性として望まれていたことなのか分からないけれど、まあ面白い。

最近、渋谷の交差点で大騒ぎがありましたね


ニワカが騒いでいるだけとか、サッカーどうでもよくて単純に騒ぎたいだけ、という指摘もある。
その指摘も間違いでは無いかもしれない。

それを踏まえて、そういえば随分前に同じところで同じようなことがあったことを思い出す。

こちらは映画の真似をしようというネット発の企画。

代理店が噛んでいた、なんていう説もあるけれど、それに付随するのは、まんまとネットユーザーが代理店に踊らされたのでは?という話なわけで、いわゆる、お店で大勢でサッカー見て盛り上がった「リア充」の騒ぎとは方向的に逆な印象。

騒ぐのを冷ややかに見ている視点に、多少はやっかみがあるかも知れないという考察

ここまでのことから、やっぱり何か誰かと共有したという感触を人は欲しているのかも知れない。それに理由が伴えば、誰だって出来ることなら参加したいのでは無いか、なんて考えた。
そんなことは無い、と言われたらそれまでなのだけど、やっぱり色んな人と「ウェーイ」みたいな事を人間はやりたいのでは無いだろうか。

「いいね!」を大きくして返すのだって、そもそも、ちゃんと言葉で返せばいいものを、ワザワザ抽象的な絵文字で返しているわけで、そこには「一種共有する何かを意味する動作をしている」という言葉以前の行動をやっているということだ。

スマートフォンの画面をいかに長く押していても、誰かの手と手を合わせる感触は味わえない。もしかしたらそういうサービスが生まれるのかもだけど。

試しに「いいね!」が「ウェーイ」になったら、一気にリア充チックなサービスになりそうですね、なんていう話もある。