桜が咲くと写真を撮りたくなる


ブログという仕組みが普及して15年以上経つ。最初に注目されたのは911の時、その場に居た人たちが自分の経験をネットに記したことで注目された。マスメディアとは違う視点の体験記が数もスピードも今まで無かったくらいに観測できるようになった。日本にはその後少ししてから入ってくるのだけど、それまでもデジカメとホームページを作ることができれば「ブログ」で無くても似たようなことはできた。
普及した大きな違いは手軽さだ。大手のブログサービスはこぞってデジカメを載せた携帯電話から記事をアップする仕組みを作った。モブログなんて呼ばれたりした。メールに写真を添付して決まった先に送信すると記事として公開される。間違って送ってしまったり、スパムメールが届いたりする変わったトラブルもあった。仕事でそんなシステムを幾つも組んだけれど携帯端末の中にはメールのプロトコル実装が雑で添付画像をうまく処理できなかったり割と大変だった。
スマホが登場するとメールで送る必要さえなくなってしまった。カメラとソフトと通信速度の向上で今では一眼レフカメラで素晴らしい写真を撮る技能を活用しようなんて考えなければスマホだけで済む。というかブログである必要さえなくなって、SNSにアップした方が見てくれる人が大勢いたりする。世の中があっという間に変わっていく。とにかく手軽に目の前の風景をネットに公開できるようになった。

このブログの写真はキヤノンのコンパクトカメラで撮ったものをいちいちパソコンに取り込んでアップロードしている。カメラも壊れかけで液晶が表示されないので撮った写真がその場で見れない。勘で撮っている。その勘もたいしたことないので酷いものだ。なんでそんな面倒なことをしているのか自分でもあんまり分からなくなっていて、カメラも元取るくらいには使ったはずなんだけど、それで更新が続かないという言い訳にしている面もあったりはする。撮った写真やその時の気持ちを残すというのは実はテクノロジーが変化したってそう簡単に人生の中に組み込めるものじゃないのかも知れない。残したところでどうなんだって話でもある。