世界に対峙する日本ではなく、世界の中の日本

インターネットを普段から使っていても自分と他人でどう違うのかは思った以上に分からない。
GDPR施行一週間前になってトレンドマイクロが商機と思ったか大々的な記事をあげてきた。

知らないとマズい - 最大約 26 億円の制裁金や個人情報利用停止措置を伴う「GDPR」施行まであと一週間
http://blog.trendmicro.co.jp/archives/17394

「知らないとマズい」は「住みたい街」みたいなもので、面白いくらいに日本人には響く。
ざっくり言えばEU圏の人間の個人情報の取扱いに関するルールが施行される。

それなら日本は全然関係ないやって思いそうだけどインターネットは中国のようにブロックしまくりな国以外は国境が無いし、人の行き来だってインターネット程じゃないけれど活発だ。日本国内で個人情報を取り扱うサイトにEU圏の人間の情報が入ったりすることは絶対ないですか?住所が日本国内しか登録できない?イタリア国籍の人が港区に住んだりしないのですか?そのイタリア人は日本語を使えないのですか?リアリティとしてあり得る話だったりするわけです。

GDPR施行に合わせて有名所のサービスは規約を改訂してお知らせしてきている。TwitterFacebookGoogleAmazonApple
不思議なことに国内サービスは殆どない。はてなからお知らせが来たのは逆に驚いた。mixiは大丈夫なのか?なんて心配はある。

IIJが解説、なぜ日本でGDPR対策が進まないのか
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=5033593&media_id=34

転載記事だけど、そんなところで笑いをとってる場合じゃないだろうとは思う。ちなみに有名所のサービスは殆どアメリカの会社な気がする。EUじゃない。

昭和の時代から日本は海外に追いつけ追い越せ、勝った負けたとやってきたし、海外の最新トレンドを知っている=格好良いみたいな風潮があった。ここでいう海外というのはアメリカやヨーロッパで、アメリカでもユタ州じゃないし、ヨーロッパでもルーマニアでは無い。そういう自分達の村と遠い都会との対比のような中でずっとずっと生きてきた。でも気づくとそんな状況は物理的な位置だけになって、遠いEU圏の決まりに準拠しないと日本人が想像できないようなトラブルが起きかねない状況になっている。フランスからいちゃもんが来るなんて考えると昔の感覚じゃあ世界を股にかけているような錯覚もあるけどEUにはキプロスとかマルタなんていう国まで含まれるわけで、ただただ面倒なだけでしかない。

そんな状況が2018年。