脱出に失敗しても死んでしまうようなことは無いので安心してください2022-02-19

仲間内で使っていた言葉や言い回しをうっかり前提を共有していない人が耳にする場で口にしてしまってギョッとされる、という現象でザワザワしている。

色々なことがあるなあ、プロスポーツ選手や芸能人だったらどうなるかな、なんて思って歩いていたら、吉祥寺の脱出ゲームのところの案内音声もわりとドキッとすることを言ってることに気づいた。

仕事で「責任重大な仕事ですけど、うまく行かなかったとしても、命まで取ろうってわけじゃないですから」とか言って良い間柄とそうでない場合があるのはきっと時代にそぐわないわけじゃないと思っている。
初めての顔合わせでそういうこと言う人は大抵ヤバい人だ。
何度も仕事をやってお互いのやり方が分かってる人に言われるのとは随分違う。

コンピュータシステムの仕事だと、プログラムを強制終了させることを「コロス」なんて表現をする。
実際にコマンドとして

# kill プロセス番号

という形式で実行されるので、直訳ではあるんだけど下手なところで口にしちゃうと驚かれても仕方が無い。
プログラムの中で実行されるプログラムは、親と子の関係になるので「子供だけまとめて」「親ごとまるごと全部」なんて言い回しもありえるわけで、知らないで耳にした隣の席の人の気持ちを忖度すると、ボカして喋らないとだよなって思ったりする。

大概のことは失敗しても死んでしまうことは無いので、そもそも不安に思うなんて日常的に滅多に無くて、タチの悪いブラックジョークなわけで、コンプライアンスとか今風な考え方を持ち出すまでもなく「腐ったものは出しませんから」とか聞いても無いのに言ってくる飲食店みたいなものだってだけの話だと思う。

そういう店が流行るのが現在なんだ、という認識。