トリバタケハルノブさんとお話した その2

トリバタケハルノブさん

イラストレーターのトリバタケハルノブさん(以後 トリハルさん)のキャラクターでTシャツを作ってみたらどうだろうかと考えて、相談してみたら快諾していただけた。とても嬉しい。

トリハルさんとのお話、2回目は主にむつみ荘と上京当時のお話です。
そうそう、バーニングパンダちゃんTシャツ製作体験記が、トリハルさんのブログでスタートしました。

トリハルまんが日記(仮題)「Tシャツを作るのは大変か」
是非チェックしてみてください。

また、Tシャツお申し込みページも用意できました。こちらも是非チェックしてみてください。
バーニングパンダちゃんTシャツ

ということで、お話の続きスタート

むつみ荘絶賛更新中

―2009年にむつみ荘の第一部が出版されました。出版すると反響がやっぱり違いますか?

トーキョー無職日記

トーキョー無職日記

むつみ荘101号室の第一部をまとめた単行本。
内容はほぼ同じであるが、大幅な書き直しが行われている。


トリハル:違いますね。イラストの仕事は編集さんに褒められることはあっても、それを見た人から直接の反響というのは無いじゃないですか。
マンガの反響は読者の方から直接自分に来るわけで、それはすごい「快感」なんですよ。やっぱり手ごたえが違う。でもそれは「劇薬」でもあるなと思います。

―同じクオリティだったとしても、反響の違いがすごいわけですね。

トリハル:そうです。そうなんだけど、今のところ生活の為には仕事としてのイラストを描いていた方が断然、良いんですよね。
むつみ荘もスパッと終わらせて、黙々とイラストの仕事をしていた方が稼ぐという意味では良いんです。
でも、マンガをネットにアップして、Twitterとかで直接レスポンスしてもらったりするのが、すごく嬉しいんです。UStreamで配信したりとか。
そういう意味で「劇薬」だと思います。

―職業としての面と、人気商売という意味での水商売な面、クリエイティブに関わる仕事では大切な要素ですね。

トリハル:クリエイターの人が人生踏み外しちゃうのはそういう所だと思うんですよね。ネットが普及することで、作り手と受け手が接触する機会もすごく増えていますし。

―そのむつみ荘、連載更新が再開しています。これからも、まだまだ続くのですか?

トリハル:描き始めた時から、最後までの流れは出来ているんです。ただ、途中の話が膨らんでいる状態ですね。他のマンガも描きたいので、なんとか早く終わらせたいです。

むつみ荘101号室(第2部)

むつみ荘101号室(第2部)

現在は、当時、吉祥寺駅前にあったSTONEという喫茶店でイラストを見たり
見られたりしている。絶賛更新中。


―第2部は、電子書籍で出しましょうよ。

トリハル:もし二巻が出るとしたら、書き下ろしたいエピソードがあったんです。4コマでなく複数ページのもので、特典でつけたいなと前から思っていたので…

―欲しい人が大勢いたら実現できますよね!

トリハル:(笑)

むつみ荘を電子書籍で読みたい!
沢山の人がツイートしてくれたら、夢が叶うかも知れません…

上京当時と今の状況

トリハル:98年に上京したんですけど、マックも手に入りやすくなって、インターネットも普及してきてて、良い時期だったなと思います。
東京に出さえすれば自分が変わると思っていました。具体的なことは何にも考えてませんでしたが。

―デジタルの普及がいよいよ始まった時期ですね。

トリハル:そうですね。マックを買って、イラストを描いたりしていました。
当時マックなんかに飛びついた人は、比較的アンテナの感度が高い人達だったと思うんですよ。僕は友だちに誘ってもらっただけですけど。
そういう人がデザインだったりイラストだったりをやっていたわけで。
今、そのあたりの人達は、文章やったり、有能な会社員だったりしてるみたいですね。
mixiがスタートしたばっかりの頃、招待されて入ったら当時知り合った人達が大勢いて、同窓会みたいでした。98年度生みたいな感じで。

―まだSNSというものが生まれたばかりの時期ですね。

トリハル:今のTwitterFacebookは、そこまでの印象が無いんですよね。SNSも普及したってことだと思います。

むつみ荘101号室/トーキョー無職日記

むつみ荘101号室/トーキョー無職日記

Facebookにも、むつみ荘のファンページがすでにある。
早速このサイトも紹介いただいている。いいね!


―当時の知り合いでイラストレーターになった方は大勢いるのですか?

トリハル:イラストレーターになっている人は、あまりいないですね。デザイナーになったり、違う道に進んだ人の方が多いです。

―専業の絵描きさんになった人はそんなにいないんですね。

トリハル:そうですね。

―イラストレーターとして独立したのはいつ頃ですか?

トリハル:フリーランスで仕事を始めたのは25歳、2000年からなので、今年で11年目になります。

―絵を描くのは好きなんですよね?

トリハル:それが、わかんないです(笑)

―(笑)

トリハル:褒められるから描いていたという部分もありますから。その瞬間はすごく嬉しいのですけど。
きっと円グラフにすると「好き」の成分はそんなに無いと思うんです。本当に好きなら怒られても描くと思うんです。僕、中学から大学までの間は描いてないですからね。逆に「オタク」とか「きもち悪い」っていじめてましたから。
なので「ずっと絵を描くのが好きで…」と言う人は、うらやましいと思うし、気持ちが強い。かなわないなと思います。なので、僕は色々な手段を駆使して仕事を続けていこうと。
ただ、普通の仕事をしているよりかは、イラストを描いている方が楽なので、ラッキーだったなと思います。

―デジタルがもう当たり前の時代になり、フリー素材や、自分のイラストを公開する場所なんかも珍しくなくなってきました。

トリハル:イラストの仕事は、これから供給過多になっていくんじゃないかなぁと思っています。
イラストレーターは副業でやる仕事になるかもしれない。専業にできるのはよっぽどうまく軌道に乗った人だけで…。
僕は、もう引き返せないので、このまま頑張りますけど…

トリバタケハルノブ

トリバタケハルノブ

イラストレーターときどき漫画家。2000年よりフリーランスとして活動。
キャラクターイラストやちょっとした漫画を得意としています。あみぐるみも作ります。

コブラクロー/トリバタケハルノブのブログ より


お話は続きます。この続きは、3月11日(金)公開の予定です。
トリハルさんのブログの、バーニングパンダちゃんTシャツ製作体験記も是非チェックしてみてください。