砕かれたハリルホジッチ・プラン と フットボールネーション12

ワールドカップ開幕の直前というか、ハリルホジッチ監督解任後にまとめられた書籍を読みました。

砕かれたハリルホジッチ・プラン
日本サッカーにビジョンはあるか?
(星海社新書)

元はワールドカップ出場までのハリルホジッチ監督がどういう仕事をしてきたかをまとめる目的で書かれたもの。入稿直前に解任が発表をうけて急いで書き直しがされているけれど、日本サッカーの強化方針は一体どうなっているのか?というテーマは変わっていない。

フットボールネーション 12
(ビッグコミックス)

日本のサッカーを取り巻く状況と海外での考え方の差異を示しつつ、それを実践するアマチュアチームが天皇杯を勝ち進むという漫画の12巻。いよいよ天皇杯の決勝戦。あとがきにあるようにこれも出版直前になってハリルホジッチ監督が解任されたことに触れている。

どちらにも共通しているのは、サッカーを見る人達がもっとサッカーを知らないとチームは強くならないということ。
ハリルホジッチが本気で体脂肪率を下げるよう訴えても、それをあまり大事と考えなかったことを指摘していたり、正当な体の寄せ方をして相手が転んだだけなのをファールを取らないのは八百長だ暴力反対だと言ってみたり、わざとではなく本当にそういう視点でしかサッカーを見られない人が大勢いるかぎりは、やっぱりどうしても体作りは大切にされないし、より正しく有効なプレーをしようとはならないだろうなあと思う。

日本代表がどんな結果になるかは別として、同じルールの競技なのにどこか見慣れないプレーをする沢山のチームが出てくるのがワールドカップだし、それが楽しみでもある。