2014年の音楽

知り合いや、色々なサイトで今年の音楽のまとめをしていて、ちょっとそんな気分になったので今年よく聞いたり、良かったなあと思った音楽を紹介してみる。
趣味をひけらかすというより、自分用のメモ。
これで今の音楽業界だとかが見えるとか、そういうのは全然無い。順不同。

感覚ピエロ Japanese – Pop – Music


関西の4人組。
ライブ会場と自主レーベル通販でしか音源を出してないのに何故かTSUTAYAのサイトで紹介されたりして、もうそろそろメジャーなんでしょうか……なんて思ったりするけれど、実際いつそうなっても全然驚かないくらいのクオリティ。メジャーに行く理由があるかは分からないけれど。
紹介している中で唯一今年ライブで見たバンドなんだけど、タイトな演奏とイケイケな雰囲気に圧倒された。もっとキャーキャー言われていい。

女孩與機器人


台湾の立法院占拠の際、慰問や応援の意味で、夜、色々なミュージシャンが演奏にやってきていた。
占拠の状況はずっとネットで配信されていたので、さながらミュージックフェスティバルのような感じだったのだけど、そこに来ていた3人組。女性ボーカルと男性二人がエレクトリックなトラックを担当という日本でもお馴染みなスタイル。
動画は黃玠という人とのコラボレーション。iTunesで音源は手に入る。

宇宙人(Cosmos People) 幸せな結末


これも台湾のグループ。
今年のサマーソニックにも出演して、日本盤のリリースもあった。リリースにあわせて大滝詠一のカバーをやっている。言語が異なるのでヨーデル唱法の呪縛にとらわれないで済んでいる分、シティポップ感が際立っている。立法院に歌いに来ていたかは覚えていない。

ウワノソラ 恋するドレス


ハピネスレコードの新星。
シティポップの王道。気の利いたアレンジや音色は、時代が変わってもずっとこれでいいのだろうと思わせる説得力がある。ただこれが若い人たちに支持されるのだろうか、なんていう余計な心配をしたりする。売れれば次があるだろうから余計に。

宇宙コンビニ EverythingChanges


ポストロック、エレクトロニカなアプローチの3人組。
今の若い人たちは本当に上手な人が多くて、その技術をちゃんと活かせる音楽をやっているというのが凄いなあと感じる。音楽業界は不況なのかも知れないけれど、演者はびっくりするくらい豊潤な状況かも知れない。
ちなみにここまで日本人のグループは全部が関西。

sympathy ナイン・トゥ・ファイバー


四国の女の子バンド。
若さの特権そのもののような瑞々しい音楽。相対性理論なんかの影響を受けているのだろうな、というのが見え隠れするのだけど、21世紀に入ってからの音楽が根幹にある人達がメインに入り込んで来ているという状況は、音楽の世界が連綿と続いていることの証だと感じる。
ここまで東京のグループじゃない人達ばっかりで、東京にライブをしにくることは多くても月に1回も無いことを考えると、東京じゃない音楽だって存在するのだな、なんてことを思ったりする。音源はレコード店でもインターネットでも手に入るけれど、ライブを見るには西に行かないといけない。

赤い公園 絶対的な関係


こちらも女子4人組。
とはいえ彼女たちの性別という特徴は「アメリカ人のバンド」とか「ギターが左利き」とか「キーボードが音大出身」といった程度の属性であって、「女の子が男の領域に入ってきている」といったものじゃなく、音楽の特徴の中に存在するものじゃないか、なんて感じたりしている。ガールズバンドという呼び名なんて別にどうだっていいじゃないかってこと。
100秒間にまとめられたこの曲は、赤い公園ならでは存在感がこれでもかと溢れてくる。

ゲスの極み乙女。 パラレルスペック


今年の最重要バンドの一つ。
メジャーデビューから注目され続けている状況の中で、ずっとパワーダウンすることなく一年駆け抜けた。紅白歌合戦に出ても不思議じゃなかったくらいな感覚。ファンクっぽいリズムは決して今風の流れではなかったのだけど、時代を作る人達というのは、きっとこういう行動をとっても支持されるのだろうな、という説得力がある。

水曜日のカンパネラ ミツコ


PVが吉祥寺。
アマチュアとかインディーズはクオリティが低いというのはテクノロジーと情報化の進歩によるテクニックやノウハウの普及で無くなってしまった分、自由に出来る環境で好きな事をしてもらった結果を分けてもらえるようになったんだなあと実感する。今はライブハウスで演奏するという目標の前にYoutubeにアップするという目標があったりするのかも知れない。

P.O.P (ピーオーピー) さいはなげられた


最後は知り合い。
ヒップホップな言葉遊びの曲を、そのまま映像にした作品。旧来からのヒップホップの精神的な部分は未だに存在していて、修練から手に入れる技法の積み重ねが無くてもアイデアで楽しめることはあるという態度は、インターネット以前からずっとあるんだよなあという再発見にもなった。PV製作者には直接思ったことを伝えたけれど、まだ伝え足りない気がしている。