5月1日(水)2013-05-01
午前中からバタバタで慌てて出かけたりする。午後雨になったけど夕方には止んだ。
吉祥寺のビレッジバンガードが閉店したというのがニュースになっていた。その店に思い出のある人にとってはそれ相応の出来事なのだろう。
15年間あったそうなので、出来たのは日本がワールドカップに始めて出た年からだ。
ビレッジバンガードの登場は、いわゆる「その他」の分類を大雑把に押し込めた「サブカル」を「普通から少しだけ距離を置いたカテゴリー」という、消費活動上、便利なジャンルへと仕立てあげることに成功したのだと思っている。
ショッピングセンターにツタヤとビレバンがあれば書籍、音楽、映像関係はとりあえずオッケー、みたいな感じだ。
吉祥寺でいえば、百年やバサラブックス、すうさい堂、古書センターなんかに行けばあまり普段目にしない本を手に取ることが出来るし、ドラマではいまだにVHSでゴダールやフェリーニなんかを借りることが出来る。アジア系の雑貨屋だってある。ルーエに行けば漫画だって沢山手に入る。
「少しだけ違った趣味を認め合う関係の知り合い」という存在があるとして、その知り合いがビレバンによく行くか、古書センターによく行くか、どっちの方が気軽に付き合えるかといえば、前者なのだろうと思う。偏見なのかもだけど。
そういう意味でビレバンの果たした役割は意味があるのだと思う。