ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989 牧村憲一
1969年のジャックスから1989年のフリッパーズ・ギターまで、著者が関わった人物について語る日本のポップス史。
いわゆる芸能とは異なる分野として芽生えた音楽が、時間を経て育ち、いつしか業界の中心となっていく流れを音楽業界に深くコミットした人間によって語られる内容は貴重。
昨日から涼しくていい具合。夕方から雨になった。
興味深い本を読んだ。
ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989 牧村憲一
1969年のジャックスから1989年のフリッパーズ・ギターまで、著者が関わった人物について語る日本のポップス史。
いわゆる芸能とは異なる分野として芽生えた音楽が、時間を経て育ち、いつしか業界の中心となっていく流れを音楽業界に深くコミットした人間によって語られる内容は貴重。
トーキョー無職日記、トーキョー自立日記、ともに各章にトリバタケハルノブさんが好きな曲のタイトルが付けられている。
The ピーズ、フリッパーズ・ギター、中村一義、サニーデイ・サービス、RCサクセション、岡村靖幸、Beck、thee michelle gun elephant、くるり、金延幸子、Eastern youth、zoobombs、シュガー・ベイブ。ニッポン・ポップス・クロニクルに名前が出てくるグループもいる。
若者の生活の近くには常に音楽があるような錯覚が、そういった青春時代を送った人間にはあるけれど、今はそこまででも無いみたいだし、僕らの世代だって聞いてきた音楽がまるっきり違ったりするし、音楽を聞かないと仲間はずれにされかねない一種の同調圧力も、もしかしたらあったのかも知れない。
なんて思うと、音楽が売れなくて困っているという現象も違った風景に見えるのかも知れない。