8月7日(木)2014-08-07
21世紀になってグルメ文化を後押ししたのはブログとデジカメじゃないかと考える。
昔から食に関するエッセイなど存在していて、池波正太郎なんかはとても有名だけれど、その流れに一般人が書く文章が追従できるわけもなく、そこを埋めるのに写真は持ってこいの存在だったのでは無いか。そもそも一般人が発信できるネタがそう多いわけでは無く、何かを食べた報告というのは誰もがお金を払えば出来ることで、被写体になる料理もそれなりに撮れるカメラであれば、もともとお店の美味しそうなメニューなのだから、それなりに写る。
「池波正太郎も食べた料理」なんてキャプションがついた素人のちょっとした写真でも、それなりに興味を惹かれたりすることがあるのは理解出来る。
そういった背景の元に生まれたグルメ情報の洪水という存在は、今は普通になってしまっているけれど、思えば結構特殊な状態なのかも知れない。