3月4日(金) 王様のブランチを思わせるHanakoの吉祥寺特集2016-03-04

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Hanakoの吉祥寺特集はもう惰性というか定点観測の意味でしか買っていないのだけど、なんでそんな気分になったんだろうというのが、今更ながら分かった。
東京ローカルの土曜日のテレビ番組で「王様のブランチ」というのがある。話題の書籍とか映画とかグルメとか、そういう流行を追いかけるダラっとした番組で、特に尖った何かを伝えるでもなく、無難な情報をゆるゆるとやっているわけなんだけど、それの雑誌版みたいなものなんだろう。その程度の情報で作る側も読む側も紹介される側も全体になんとなくハッピーになれる状況なんじゃないか。「Hanakoに紹介されました」と看板だしておけば、なんとなく集客できそうだし、実際それで来てくれるお客さんもいるわけだし、雑誌だって売れる。誰もがそれなりに幸せで充分ということ。
そこには吉祥寺ならではの何かは特にないわけで、吉祥寺がどういう場所なのか、自由が丘や溝の口や清澄白河とどう違うのか、お店は何があって無いのかの違いは分かるけど、それだけ。
消費という意味においては非常に洗練されていて「手段の目的化」はもう99%達成しているのだけど、どうしても終わらせるわけにはいかない所まで到達してるのではと思ったりする。

そんな状況を毎年観測してるのかと思うと、さすがにいい加減止めた方がいいかもと思ったりはした。来年特集があっても買わない、かな。