9月26日(月) レガシーで食いつなぐ吉祥寺2016-09-26

20160926

今年の吉祥寺アニメワンダーランドは楳図先生。
赤と白のストライプと楳図先生の顔と作品ですごくいい具合なのだけど、いかんせんこれはアニメか?という疑問が湧いたりする。吉祥寺のアニメイベントは世間一般が想像するようなアニメとはちょっと距離をおいたものだから、それはそれでアリなんだろうけど、その立ち位置みたいな説明があるような無いような感じが中途半端で面白い。
楳図先生の作品がアニメ化されたことはそんなに無いし「アニメのようなもの」というくくりで漫画家の人をひっぱってきたんだろうなあとか、とはいえアイキャッチに最近の作品がババーンとあるわけじゃなく、一番目立つのが「ご本人のトレードマークでもある私服のカラーリング」だとか、なんだか沢山のエクスキューズが積み上がったっぽいなあとか、端的に言えばネガティブに聞こえるような感想が浮かんでくる。
実際、吉祥寺のイメージで出て来る作家先生は、ある程度の評価が固まっているベテランの人が多いわけで、吉祥寺は新進気鋭の作家が数多く活動している場所としての認知はそんなに無いような気がする。気のせいかもだし、仮にそうだとしたって結構なことですよ、とは思うけれど。