10月24日(月) クリスマスイルミネーションの準備が着々と進む2016-10-25
藤棚みたいになっていた。まだ点灯していない。ハロウィン終わりの来週からか。
日々こうやってちょっとずつ変わる景色を観察して勝手に感想を書いたりケチつけたりするのは楽しい。
「アート」と呼ばれるものを教養だとか特別な存在にすると「都市とアート」や「日常とアート」なんてお題目にできて都合の良い分野の人もいるんだろうけれど、社会全体で見ると大損してるんじゃないかな、なんてことを考える。藤棚みたいにLED照明下げて光らせて見るのだってアートじゃないか。しかもまだ光ってない、なんていうヘンテコな光景を作りだせるなんて、結構な冒険だ。
ミリメーターとANOHATA GALLERYの告知について話をした時にも触れていた、アートを買うという話が今売りのBRUTUSでも特集されている。
- BRUTUS(ブルータス) 2016年 11/1 号 [現代アートと暮らしたい! ]
関係者の座談会でも投資目的の話があったり、作品が値上がりすることは経済的な意味の他にももう手に入らなくなる、逆に自分のコレクションの価値があがる、なんていう、よくよく考えれば人間という生き物の本質にすごく近い事柄が説明されていて、これは高尚な存在だということにして隔離しておかないとマズイと思う人達がいるのかも知れない、なんていう意味不明な陰謀論が勢いで浮かんだ。まぁそんなややこしい話じゃないとは思うけれど。
偶然だけど丸尾末広さんもそれに似たようなことをツイートをしている。
私が売っぱらったこの絵が、巡り巡って大英博物館に所蔵されました。すごいね。
元は後楽園のお化け屋敷のポスター絵でした。 pic.twitter.com/msohy41E2h— 丸尾地獄 (@maruojigoku) 2016年10月23日
- ANOHATA GALLERYで実際に街灯にかけられた作品は現在も http://mi-ri.com/anht/#catalog で販売されている。
すべて大橋裕之の直筆で描き下ろしの作品。1枚10,000円。
大橋裕之さんの作品も、将来値上がりしたり、どこかの美術館や博物館に飾られることになるなんてこともあるかも知れない。