地元民に愛されるという謎の区別2023-02-01


例えばアイドルグループしか興味ない人にとってCDショップに入っても、そのグループの棚しか自分向けの商品がなくて、クラシックもジャズもハードロックも実質的には視界にない感じなわけです。飾ってあるジャケットとかは見えるけど、それは言ってしまえば装飾。もちろん興味が出たらで結構ですんで、というものではあるけど。
その街に何を目当てで行くかで人にとって見える風景の濃淡は違うわけで、そういう時に「地元民に愛される店」という区分けは便利だ。自分とは関係ないけど地元の人がきっと行くんだろうなってことにすると味のある風景になる。もちろんそれが悪いわけでもないし、自分も他所に行けば無意識的にそんな風に区別してるだろうなって思う。
ということで大鵬が閉店した。前は色んなところにも大鵬があった気がする。それは吉祥寺おすしやさんもそうなんだけど。そういう風景の移り変わりの幻想はこれからもずっと続くんだろうなって思う。