12月20日(火) おでんと逃げ恥2016-12-20

塚田水産でタネを買って事務所でおでんを食べる。忘年会のようなもので、だいたいずっとサッカーの話をした。

急いで片付けて帰宅。「逃げるは恥だが役に立つ」の最終回。
今年のヒットしたドラマの一つ。21世紀に入る前から日本では「国民的」な盛り上がりはもう生まれないのではみたいなことが言われていて、それでもそういう表現をメディアがすることで何となく生まれている気になったりしている。昭和の成功体験と同じ状況はもう作れないかも知れないけれど「興味ない」「何が面白いか分からない」なんていう意見も含めて殆どの人が何かしら知っている状況にちょいちょいなってるわけで、無理に背伸びして「国民的」なんて冠を付けなくても、上手く行ったでいいじゃないかなんて思う。

フジテレビの月曜九時のドラマ、いわゆる「月9」が今ひとつになってそれなりに時間が経っている。バブル期からのブランドは、その成功体験から脱却できないみたいなことを言われることもあるけれど「逃げ恥」には往時の月9にあった「ちょっと現実感はないけど、こういう生活できたら良いな」と感じる場面が沢山あった。新垣結衣と一緒にご飯を食べるのは無理でも、ああいう整然とした室内で誰かと向かい合ってご飯をたべたいとか、ソファーに腰掛けてリラックスしてワインを飲みたいとか、それは他のドラマでもやっていることなんだけど、ストーリーやセットや演者が作り出す映像のショウケースとして、説得力なのか希求力なのか、プレゼンとしてすごく魅力的な作りになっていた。そもそもが現実離れした設定のドラマなわけで、やり方を間違えれば全然ひびいてこない可能性だってあったのを作り手の努力でここまで持ってきている。浮かれていた頃のフジテレビだってきっとそうやって時代と競争していたんじゃないかと思った。いくら新垣結衣が美人でもふわふわのニット着て食事を作っていたら、洋服に油がはねてベトベトしてそうだし、食事にだって繊維が混じってそうだと思うのだけど、それを超える何かがテレビ画面にあった。
カインとアベルにはなかった。