12月2日(水) かいぼりの水抜きはまだまだ続く2015-12-02

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かいぼりの水抜きは一見もうあんまり水が無いようにみえるけど、弁天様の方にはまだまだあるのでジャンジャン流している。前回のかいぼりでも思ったけれど、水が無いと橋はずいぶん高いんだなあって思う。

今年は中国人観光客の爆買いが注目されたようで、確かに吉祥寺にも中華系の旅行者と思しき人達の姿をよく見かけた。
とはいえ今年になって急に増えたような印象はない。ただ、確かに言われてみればマツモトキヨシの前でトランク開けて中身を詰めなおしていたり、炊飯ジャーを幾つも持っている人を見かけるようになったなあとは思うのだけど、別にそれは、日本人だってずっと前からハワイに行ったらパンケーキを食べるのが定番だったのかというのと同じで、今年になってからの傾向でしかないのかも知れない。

今年はテロだとか安全保障だとか、世界がつながっているからこそ起きる問題に直面することが多かった。その分、日本国というのはユーラシア大陸の一番端っこにある島国で、わざわざここまで足をのばしてくるような不経済な人が少なかった土地だったということを強く感じた。

ヨーロッパに住んでいる人達は、他国へ移動することにそこまで大きな障壁がないわけで、たとえばドイツからスペインに旅行に行く感覚で日本にやってきたら、文化や習慣との摩擦は相当大きいはずだ。そのノリで来ている人達、という感覚をまず日本人が持っていないだろう。

以前、ロシア人の数学の先生だという人に「なぜ日本人は英語は話さないのか」と尋ねられて詰まったことがある。英語で話すこと自体が苦手なのだけど、確かにそうだなと思い、そして理由が思い浮かばなかった。
後になって、日本人は日本が世界のすべてであるという感覚が強く、日本語が話せれば最低限生きていけると思っているのではないかと考えた。ロシア人でさえ旅行先で英語を話すのにだ。

それと同じような感覚で日本へ来た中国人も多いのではないかと思えば、つきあい方ももっと考えられるのかもなあ、なんて事を思う。

池の水抜きをしている様子は日本人でも外国人でも、なんだか不思議にうつるのだろうなあとは思う。