幸せな吉祥寺の30年間2019-12-25

昔は家族について年に何度か行ったアクセサリー屋さんが閉店した。30年やったそうだ。閉店の貼り紙がすごくイカしてた。時代が変わった寂しさと同時にお店が始まった頃のどこか浮かれた気分が蘇る。
当時の大学生や20代の若者がクリスマスに背伸びして彼女にプレゼントする定番だったのがティファニーのオープンハートだけど、そんなティファニーが今年ルイヴィトンに買収された。

LVMHが「ティファニー」1兆7600億円で買収合意、ウォッチ&ジュエリー部門強化
https://www.fashionsnap.com/article/2019-11-25/lvmh-tiffany-acquisition/

30年で色々なことが変わって、当然吉祥寺も色々と変わった。30年の半分くらいのところで「住みたい街」という肩書がついて、今ではその肩書がどうでもよくなっている。駅の隣のビルが順調に営業するようになったけれど、色々なところが空き店舗になった。タピオカ屋が今でも増えていて、メガネと靴屋もあいかわらずで、エスニックの店が全然なくなった。ファッションのお店はここいらでさよならするのは丁度良いのかも知れない。
とかいっても100年以上前からあるお寺の不動産の影響力は相変わらずだったりするわけで、30年で全部が全部変わったわけではないし、この30年間吉祥寺で生きた人たちが全滅するなんてことでもないわけで、元号が変わったとか象徴的な店が閉店したとか色々あるけど、それはあくまで話をするネタでしかなくて、ストーリーとしての30年の3年目くらいなお店なんて存在もあって、これからもどうなっていくのだろうかって興味は続く。