2022年の音楽2022-12-31

9年目。
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いよいよ前年の記事のコピペをはじめた。仕事ができる人はきっと3年目にはやってる。

コロナで習慣が変わってしまってもう外で音楽を聴いてないことになんとも思わなくなってきたのが少し怖くなってきた。コロナのせいにしているが老いとはそういうものかも知れない。

RYUJI IMAICHI – 辛


久しぶりに音楽を聴いて二度見するという体験をした。何を二度見したということはないけど。こんな曲調でこんなサビがありなのかという驚き。”マジ”はもう市民権あるけど”ツラ”はネットスラング止まりでは。そして”鬼電”。それでバラード。

赤羽ニューロマンチカ – 油断してる唇


グループ名からして真顔じゃないですよ感を出しているわりにちゃんとしているという意味でシティポップ的なものはもう煮詰まっているということが分かる。当時の技術を今は結構簡単に追いついてしまっている。つまり雰囲気ものということ。

後藤輝基 – ハートのIgnition


シティポップブームの終焉の狼煙。藤井隆プロデュースで、マジのマジ歌。すっかり忘れてたけど掘れば掘るほど出てくる年代ではある。シティポップブームといっても名のある人が紹介するもの以外はあんまり支持されてなくて、そういうのがブームなんだろうなって思う。

浜崎あゆみ – One Night Carnival


シティポップは当時メインストリームなんかじゃなかったわけで、そのメインストリームの流れの先にある人達の空騒ぎ。都会的なオシャレさをまとった音楽よりも地元の仲間と盛り上がる感じがメインストリームだったということを踏まえて今のシティポップブームを眺めるのは、それだけで味わいがある。

米津玄師 – KICKBACK


チェンソーマン。シティポップなんかもそうだけど音楽配信サービスの影響力は商業音楽にとっては重要で、エンディングは毎回違うアーティストがやっていて毎週ニューリリースと現在放送中のアニメのプレイリストに毎週追加され続けるという一種のハッキングが行なわれていて、それのオープニング曲が「キックバック」という、オリンピック疑惑も半笑いの図式。それを今のメインストリームらしき人がやるっていう。
そういうのとは関係なく「努力」を「ロック」に近い音で歌うというのはまぁまぁの発明かもと感じている。鬼電と同じくらいの凄さはあるけど、メインストリームはそういう感じなんだろうな。

諭吉佳作/men – 誰も何もみてないしばれない


こういう人がメインストリームにはならないことは分かるんだけど、好き。

猫戦 – 鶴


売れる気がなさそうなグループ名がすごく良い。

グソクムズ – 夏が薫る


吉祥寺のバンドという触れ込みのわりに吉祥寺音楽祭とか地元側からはあんまり発信されない人達。吉祥寺ブログの人も少しは推してあげればいいのに。

peanut butters – ジャスコ、上野


冗談みたいな空耳タイトル。

インナージャーニー – Walking Song


シティポップブームは煮詰まって終焉に向かっているけれど、一方で日本ではまだまだギターバンドや音が健在で打ち込みでなんでもしちゃう人と同じくらいバンドがいる。海外からは珍しい存在として視線を向けられたシティポップと同じくらいにギターロックが生きている地域という見え方もあるんじゃないかなって思う。

今年のワールドカップでもSeven Nation Armyは少しかかっていたけれど、国歌のあとのピッチ上の国旗の片付けの時に流れていたので中継的に色々コメントする時間で殆ど聴くことはなかった。むしろWANDSの方を聴いた。

2023年はどこかのライブハウスなりイベントに行こう。この際、吉祥寺音楽祭でいいや。吉祥寺駅前だし。混雑が嫌だけど。