2018年の音楽

自分が振り返るためだけにやって、今年で5年目。
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今年は去年以上に外に出なくて、それは仕事の問題だけじゃなく天候の問題もあった。外が暑かった。Spotify度はさらにあがった。流行りの言い方だとサブスクリプションの音楽サービスはQOLがグンとあがる。

コレサワ – 君とぬいぐるみ


オジサンの趣味としては危険水域。
「無駄金をつぎ込んでゲーセンのぬいぐるみ取るなら普通に買った方がきっと安いよ」という入りの歌詞はインパクトがすごいんだけど、それが主題になった良い話になっている。上手く出来ている。ラブソングなんて分野にはいるのかどうか分からないけれど、若い人の生活をうまく切り出した歌。中年には一切共感できるような部分は無いのだけど、親戚の子がこんなエピソード持ってきたらお小遣いあげて勉強も頑張ってね、なんて言うかも知れない。そういう音楽がずっとあるのは良いこと。

ニガミ17才 – ただし、BGM


リズムネタ。意味不明な歌詞の延々ループは、いつまでも聴いていられるような錯覚になる。本人たちは売れたくて実際今年はライブサーキットなんかで入場規制かかっているらしく、間違いなく気持ちいい音楽なんだけど本当に売れるのか?という余計な心配含めた期待がある。

ミソシタ – ミッドナイト・ファイティングブリーフ


ポエムコアというなかなか手が出ない分野がさらにVTuberと融合して、何だかすごいことになっている。キズナアイ騒動よりもこっちの方が意味が分からない。しかもメジャーデビューした。ポニーキャニオンは何を考えているのか。リリースパーティの客入れは延々TRFで、本当に何がなんだか分からない。

ジェニーハイ – 片目で異常に恋してる


毎年一つ川谷絵音。TV番組の企画物とはいえ、BSスカパーの番組で吉本興業は後押しするんだろうけど、モーニング娘。とかポケットビスケッツみたいな現象にはなるはずもなく、それでも今だとそれなりなのが今っぽいのかも知れない。川谷絵音がゲスの極み乙女。がメジャーになっていった頃のような勢いを感じているなんてインタビューで話していて、そんなこと平気で言うなよという気持ちはあるにせよ、そういう感じが時間をおかずに出来てしまえるというのはスゴい。SNSで、ちゃんMARIと新垣隆が即興の連弾していた映像がアップされていて、裏側で起きている音楽的な交流がこれからも還元されてくるとしたら楽しみだ。

宵待 – 1992


神戸のグループ。フィッシュマンズからの引用がさらっと入ったりしてオジサンとしては時代が進んでいることが実感として分かる。わかりやすいロックバンドというフォーマットが崩れて、より気軽に音楽で表現できるようになった今を感じることのできる人たち。

Hello, Wendy! – Revolution


女性4人のアナログシンセのグループ。リーダーは元バッファロードーター。決して今の音じゃあないんだけど、だからダサい格好悪いということじゃなくて、こういうのも良いよね、あるよね、という風になるのが豊かな状態だし、思えばアナログシンセブームは定期的にあるけど結局クセが強いばっかりにキワモノ扱いになりがちでハードフロアくらいのブレークはそこまでなかっただけで、なんかずっと存在するジャンルではある。ムーグ再評価ブームにのってハバナエキゾチカもアルバム出してた気がする。

The White Stripes – ‘Seven Nation Army’


とっくに解散したグループの音楽をワールドカップ期間中、毎試合耳にした。なぜFIFAアンセムじゃなくてこれだったのか分からない。それなりに海外サイトも探してみたのだけど2006年のドイツ大会で流行ったことくらいしか説明がなかった。誰かファンだったのだろうか。change.orgに決勝戦のセレモニーでジャック・ホワイトに演奏してもらおうなんてのがあったりした。賛同者27人。
小学生なんかにとっては始めて聞く曲で、これがワールドカップのテーマだと思った子もいるようで、そんな声をサッカー場で聞いた。DA PUMPが新人グループだと思うようなものか。FC東京では東慶悟のチャントになっている。東京武蔵野シティでは割と最近までかかっていた。

Aphex Twin – T69 Collapse


安心安定のリチャード・D・ジェームス。映像がそうそう本当にこういう文字化けだとか表示ズレみたいなのがウニウニ動くイメージの音楽だよね、こういうのが頭の中で動いてたよね、と納得の行く出来。本当によく出来ているんだけど、これが何の役に立つのか全く分からない、彼の音楽とホント一緒。こういうプロジェクションマッピングを見てみたいなあと思うけど、子供が見たら泣きそうだ。体調が今ひとつの時もパスだ。

最上川司 – 司の冷たい肉そば音頭


MICRO HEAD 4N’Sのドラマーが演歌歌手をやっていて地元山形の歌をやっている。今年はガッツリご当地ソングを出した。YoutubeはショートバージョンなのでSpotifyも。

ビジュアル系バンドの人が演歌をやるというギミックにはそれほど頼って無くて、見た目V系っぽい感じのイケメン演歌歌手という存在。やってることはガッツリ演歌。芸能という大きな括りとして両立できるんだろうけど、バンドのファンの人はどんな気持ちなんだろうか。

JYOCHO – つづくいのち


元宇宙コンビニの人、という説明は相変わらずなんだけど、5人になってことでバンドのバランスが随分変わった印象がある。研ぎ澄まされた緊張感よりも音の広がりを楽しめる感触が強くなった。一歩引いた達観したような歌詞と音楽がこの先バンドが成熟していくことでどう変化するのか。若い人がやっている音楽はその先があるので楽しみがある。

来年はちょっと無理してもライブに行きたい。